2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語-トルコ語オンライン辞書の精度は、いかほど?(2)

前回に続き、ごくごく単純な単語ばかり選んで比較してみることにする。 せっかくだから、この1週間に拙ブログを訪問してくださった方々が用いられた検索キーワードの中から、「愛」「犬」「兵士」の3つを選ぶことにした。 同じく、上段が「みんなで創る辞書…

日本語-トルコ語オンライン辞書の精度は、いかほど?(1)

「ひとこと翻訳します」宣言から約1週間。この間にも、「トルコ語+自動翻訳」「トルコ語 翻訳」「トルコ語 ☆○※□」といったキーワード検索の結果、このブログに辿り着いた方が何人もいらっしゃるのだが、やはり、質問の書き込みをされる方はまだ現れない。ヒ…

重訳はどこまで原文を伝えうるか?(2)

早速、本題に入ろう。 いずれも、上段がフランス語→トルコ語→日本語の重訳、下段がフランス語から日本語へ直に翻訳したものである。 トルコ語から和訳するにあたっては、トルコ語の原文を逸脱しない訳語、表現を心がけ、最低限の補足を行う以外には、無用な…

重訳はどこまで原文を伝えうるか?(1)

作品選びの過程で、一時ヒッタイトを舞台とした作品(ドイツ語原著のトルコ語訳)の下訳に取り掛かったことを書いた。時代は、かの有名なカデシュの戦いの20年後、紀元前1265年。ヒッタイト大王ハットゥシリ3世の治世である。 歴史小説を訳すにあたり、自分…

翻訳企画書持込みを目指して(1)〜作品を選ぶ

昨年末、翻訳仕事に関し、今年度の目標を立てた。 実務翻訳はさておき、文芸翻訳の分野では、出版社へ翻訳企画を持ち込みたいと思えるような作品を選び、企画書+部分訳(最低でも本文の3分の1)を3ヶ月で仕上げるという、従来の自分の翻訳スピードからいえ…

啓蟄の候

前回の投稿から、すでに1ヶ月以上が経ってしまった。 第一繁忙期?とでもいえる年度末のピークも一段落・・・と見ていいのだろうか。 忙しいのは有難いことこの上ないが、文芸翻訳への頭の切り替え、さらには与えられたテキストというもののないブログへの復…