Cucumisに飽きる


 とかく飽きっぽい人間ではあるが、なんともはやCucumisにも早々に飽きようとしている。
 何であれ使ううちにその欠点や、自分にとっての有用性がはっきりと見えてくるものだが、2週間参加してみて、「なんだか面白くない」と感じはじめた。整理してみるに、以下のような点が原因になっているように思う。


・自分が読解できるソース言語(翻訳元の言語)と翻訳できるターゲット言語(翻訳先の言語)の組み合わせが極めて少ない。
・訳文を上げても、審査がいっこうに通らない。というのも、この言語の組み合わせを審査できるエキスパートがいない。
・どう見ても原文のニュアンスが反映されていない、あるいは語順を含め明らかに文法的に不自然な点があるのに、「正しい」と評価してしまう会員が少なくない。
・その理由はというと、馴染みの会員同士が互いの訳文にケチをつけないよう気遣い合っているふしが伺える。さもなくば、正誤を厳密に判断できるレベルに達していない。
・そもそも翻訳できるレベルにないのに、腕試しか練習台として利用している会員が少なくない。
・つまり、全体的に翻訳の質がひどく低い。


 ネットコミュニティの良さでもあり、弊害でもあろうが、自分は、馴染みの会員同士の「馴れ合い」には嫌気が出てしまうタイプで、mixiですら長く続かなかった。というわけで、ろくすっぽ訳せないのに、平気で酷い訳文を上げてしまう「素人考え」と、どうせエキスパートが添削してくれるだろうという「甘え」、そして翻訳者とエキスパートの間に漂う「なあなあ感」が少しずつ気に障りはじめた。
 「翻訳してほしい人」と「翻訳したい人」のコミュニティのはずなのに、まるで「自分の翻訳を添削してほしい人」と「ひとの翻訳を添削したい人」のコミュニティのような印象(かくいう自分も、翻訳したくとも依頼がないので、いきおい添削中心になっているのではあるが)。完成品として投稿するよりも、早い者勝ち&ポイントを貯めるが勝ち的な雰囲気。それが良くて参加している人も多いのかもしれないが。


 自分は今のところ「翻訳したい」側にあるが、「翻訳してほしい」側にある会員にとっても、不満はあるに違いない。その最たるものは、何ヶ月経っても訳文が上がってこない、ということだろう。
 だが、その理由の多くは原稿の内容にあると思う。ほとんど素人か(自分も含めて)素人に毛の生えた集団に専門用語の多い文章を、それを前後の文脈も分からないような一部だけ切り取って依頼したところで、自動翻訳でもあるまいし、そうやすやすと上がってくるわけがない。なにしろ、あくまで志次第なのである。
 また、機械翻訳された挙句、まったく意味を成さなくなった訳文を原稿として依頼してくる人もいる。このような酷い原稿は管理人によって削除されることになるが、今日、たまたまこのような依頼原稿が上がっていたので、最後に紹介してみたい。

誰か及びこの誰かが中心をある秒につき作用するために停止するように作るといつ見つけるために注意を払う: それは生命の最も重要な人である場合もある。一見に十字e に、この時に、それら間の強い明るさが同じ、注意深ければあれば: あなたが彼女が生まれた日以来待っているのは人である場合もある。この時の完全なd'3agua に、感知しなさい唇の接触が強ければ、接吻がapaixonante および目なら: voc4es 間で魔法何かはある。最初に及び日の最後の思考がこの人なら、中心を押すために意志が着く一緒にべきならように感謝していれば: 神はあなたにギフトを発注した: 愛。