ハサン・アリ・トプタシュ

『眠りの東』を読む

■ハサン・アリ・トプタシュ(Hasan Ali Toptaş) バイオグラフィ 1958年、デニズリ県チャル郡に生まれる。最初の短編小説『笑いの正体(Bir Gülüşün Kimliği)』が1987年に、2冊目の短編小説『無の囁き声(Yoklar Fısıltısı)』が1990年に出版される。 『死んだ時…

『千の憂鬱、一の愉悦』を読む

この数ヶ月、オルハン・パムックに代わる作家を探しあぐねてきた。 どうせならトルコ文学史上重要な位置づけにある作家・作品をと気負う一方で、なにより翻訳の愉楽を見出すことのできる作品でなければ手を出すべきではないことは、私自身が一番よく分かって…